高松 直島 岡山 視察旅行レポート

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小布施 京都奈良に引き続き今度は大森ロッジのオーナーの矢野さん夫妻
ソウアトリエの五十嵐さんと私とで
高松 直島 岡山 アート&街並み視察の旅に出かけてまいりました!!!

そういえば前回の小布施 京都、奈良のレポートしていないのでこの後!!
レポートしたく思います。

先週の木曜日の朝に高松空港に降り立ちまず向かったのはイサムノグチ美術館!!
写真では何度も見ていましたが実物は初めて
彼の創作意欲の深さを感じるアトリエが残されていて
作品に対する姿勢やものづくりにかける思いが伝わってくるとても素敵な施設です。

あいにくの雨模様でしたが野外に据え置かれたかれの彫刻が雨にぬれつややかな表情を
醸し出し霧がかった山々の風景と重なり印象的な情景が脳裏に残っています。
撮影禁止で写真はありませんが。
記憶に残る説明の要らない美術館です。

アトリエのある蔵や野外の彫刻群の先にランドスケープ彫刻ともいえる空間があります。

自然傾斜を利用した見事な曲線の芝生マウンドと川の流れを表現した石、石畳等で構成された
場所に日本の山では見慣れない大きなユーカリの大木が大きく成長し
彼のエッセンスを風景全体で感じ取れる場所でした。

フェリーの時間が迫っていることもすぐにフェリー乗り場へ
地元で有名な鳥料理屋さんでランチをしていたらフェリーの時間がぎりぎりとなり
007並みの飛び込み乗船で事なきを得ました。のがすと3時間次のフェリー来ない、、、

くぐもる直島に到着!!
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その足で直島で展開される「家プロジェクト」5件と、安藤さん設計の地中美術館へ、、、
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以前直島に来たのが13年前。大学4年の古建築実習で京都奈良の古建築をひとしきり見た後
一人帰り道とは逆方向の直島に赴き、その時できたばかりの安藤さんの建築を見に来ました。
風景に溶け込む彼ならではの軸線の利いたデザインは建築少年だった私の記憶に鮮明に
記憶されました。
矢野さんにもお話ししましたが、私が大学4年のころにそれまでゴルフ部(主将だった!!)
でゴルフ漬けだった学生生活から一転して建築少年になったきっかけがこの作品との出会いでした。
学生最後の建築実習で敷地は自由設定でアトリエを作るという課題がありました。
なぜか私はその時安藤さんにかなり傾倒していたので、形態をそっくりそのままコピーして模型やプランを製作して発表しました。その時はそういう創作活動が楽しくて、余計なことは考えていませんでした。
公表には高橋貞一先生や内田祥哉先生という当時の大建築家先生たちでちょっと不安でしたが
発表すると先生たちは笑って、模倣やコンセプト後付け大いに結構という感じでかなりの良い評価をいただきました。
今思うとその時はかなり純粋にコンセプトという大義名分があってそれに即して計画を立てていくということが正でその逆はズルイという考え方でしたが(かなり固い)その後いろいろな社会経験の中で作りたいものを作るために多少のハッタリや演技、巧みな話術で目指すモノづくりの方へその場の状況を引っ張っていくことはデザイナーに求められるもっとも必要な職能だと考えるようになりました。
もちろん嘘はダメですが、作る過程を自分もオーナーも楽しむ状況を作ることは出来上がるものの品質と同じくらい重要なことです。

と脱線しましたが
10年ほど前に訪れた直島はそんなに劇的に変わることはないのですが、アート島の名にふさわしい質の高いアート作品が島中のあちこちに見ることができて、飽きることがありません。

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写真はオーナーご夫妻を家プロジェクトで激写!
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憧れのオーバルに宿泊!!次の日は素敵な晴天で写真は朝焼けです。(お部屋から)
日が昇ると海がきらきら♪
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オーバルはゴンドラで上がっていく宿泊棟で真中に写真のような池がありそれを取り囲むようにお部屋があります。切り取られた絵のような風景とお部屋から眺める風景のパノラマの対比がとても良いです。
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二日目は直島から倉敷への移動日でしたが午前中はせっかくはれたので野外アートやコンテポラリーミュージアムを散策。
直島名物かぼちゃ君はあらしで流されたこともあるようです!!
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言葉の要らないアート作品軍をご紹介します!!
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これは壁ですがこの壁はいいです。
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桟橋はお勧めです!
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フェリーで直島とはさようなら。今度はいつ行けるかな~~
そして暮らしの宿で2泊目。
倉敷はアミューズメントパークのようでしたが
大原美術館と写真のアービースクエアのアイビーはよかったです。
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三日目に倉敷から少し足を延ばして吹屋という街に出かけました。
ベンガラという写真のような色をした顔料というか塗料のようなもので
木造建築の防腐効果もあることから大量に生産され銅山(原料)を有するこの地は大分儲けたみたいです。
ちょっと天気も気まぐれな感じでしたが、なんとかしのいで見学できました。
街並みは素敵でしたが住んでいる人が少なそうなことと、村の入口に大きな開発をされているようで観光化されすぎないことを祈るばかりですが、昨今の地方経済を考えると観光事業へのシフトは一つの選択肢として否定できるものではないのが悲しいところです。
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木造の小学校も観光名所。でも普通に運営されています。

最後にベンガラ特需でわいたこの地を象徴する商家のお屋敷へ
チベットのラサ ポタラ宮をほうふつとさせるせりあがった岩壁にへばりつくように築城されたまさにお城のような外観のお屋敷は大迫力ここまで来た甲斐あったという感じでした!
よっぽど儲かったようです、、、
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かけ足の紹介で恐縮ですが、いろいろめまぐるしく駆け回った今回の旅行はまたまた得るものがたくさんありました。いつも見識を広げるためのご旅行にお誘いいただけるオーナーさんに感謝感謝です!!
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by sownoshunchan | 2009-12-06 13:58